9月27日の御嶽山の噴火後、主に関東地方のお客さまから上伊那・伊那谷は地理的に影響がある所か?とのご不安の声をいただきます。
御嶽山から駒ヶ根市までは直線で45キロ。これは東京~鎌倉間に相当します。地勢上、御嶽山までの間には標高3,000メートルの中央アルプスがそびえ、その向こうに深い木曽谷を越えて更にいくつもの峰々の向こうにそびえるのが御嶽山になります。
報道では、山梨県甲府市でも降灰が確認できたとありましたが、伊那谷でさえ「言われてみればこれがそうかな?」程度で、毎年中国大陸からやってくる黄砂に比べれば足元にも及ばない軽微なものでした。
ご参考までに申し添えますと、御嶽山の前回のマグマ爆発は研究者によりますと5千200年前になるそうです。一方、今回のような水蒸気噴火は、これまで度々観測されてきています。今回の噴火は予想を大きく超え、時間帯も悪く、本当に悲しい出来事となってしまいました。